2017年10月15日日曜日

【散歩】宗像大社→鎮国寺

経路の概略(十五分ほどかかります。)

1.大社の鳥居を出て右に進む。
 宗像大社の正面の大駐車場の鳥居を右に進み、バス停の手前の横断歩道を渡って小道に入り、釣川沿いの道に出ます。

2.釣川。夏場は堰が上がっていて川の水をためている。
 川沿いに橋まで進みますが、この道は狭いわりに車が多いので、注意してください。

3.橋から上流を見る。古代にはここを渡し船で渡る官道が通っていたと考えられる。
 橋を渡るとすぐに右に曲がり、細い道を進むとすぐに鎮国寺がみえます。

4.小道の奥に鎮国寺

鎮国寺の山門

 かなりの段数の石段を登りきると、鎮国寺の本堂があります。

5.樹々に囲まれた鎮国寺の本堂

振り返ると登ってきた長い石段
 鎮国寺は宗像大社と非常に縁の深いお寺です。
 また、寺のある小山は、円墳22基の吉田今ヶ浦古墳群などの複数の古墳群が残る、遺跡地帯です。

 そして、四季折々の花で彩られるため、地元では人気の花見スポットです。
 実は、すぐ裏の駐車場まで車で上がってこれますから、階段で上がってくる人は少なかったりします。

 では、もう一度、石段の上からの眺めをどうぞ。

鎮国寺からの眺望。見えている牟田尻の丘陵には百を超える古墳がある。


【散歩】東郷駅→宗像大社

経路の概略(所要時間、約一時間。途中にトイレはなく、大井地区を過ぎると自販機すらありません。)
 東郷駅北口を出たら、右に向かって坂をだらだらと下りていきます。
(あいにく写真を取り忘れました。そのうち追加します)

 坂を下り切ったところにスーパーがありますので、食料などはここで調達しておくとよいでしょう。

 消防署の見える方へ、交差点を二つ、橋を一つ渡ると、後は消防署の右の、郵便局の前を通るゆったりとした坂を上がっていきます。

 信号などがありますが、角を曲がることなく道なりに進んでください。

 この辺は大井地区で、昔は宗像市内奥深くまで入り込んでいた内海に突き出す平たい岬のような場所だったようで、弥生時代からの遺跡がいくつも散在していたということです。

 大井地区を過ぎて坂を下りると、こんな感じになっています。
1.大井地区を抜けたあたり
 正面に見える丘にもいくつもの遺跡が残っています。
 右を向くと、弥生時代から古墳時代の重要な資料が多数出土した大井三倉遺跡のある丘が見えています。

右を見ると遠くに城山が見える。手前右は大井三倉遺跡が出た丘。

  さて、道を真っ直ぐ進み右にカーブした少し先に、左に入る小さな橋がありますので、そこを渡りましょう。
(なお、この右にカーブするあたりにはバス停があり、東郷駅からバスで来ることが可能です)

2.橋を渡った先の小道
 あくまでも小道ですので、地元の方以外が車で通るような道ではありません。

 道なりに進むと、急に視界が開けます。
3.彼方に宗像大社、右手に釣川の土手の上を通る県道がみえる。

ため池が多い。正面の丘の右奥あたりに田島楢原遺跡がある。

 そのまま、道なりに、ため池の堤の下を回っていきます。

4.田んぼの中の道。左手の丘の向こう側あたりに田島飛松古墳群がある。
 道はそのまま、田んぼの中を突っ切る道路につながります。この道は、たまに車が来ますので気をつけてください。


5.田んぼの中を抜けた後、丘のすそに沿って進む。
田んぼの中を抜けると道は丘のすそに沿っていきます。
 ここの左の丘の上は、田島鞘ノ上古墳群や田島片脇古墳群が残っており、古墳時代から中世にかけて使われていたとされる片脇城跡も見つかっています。

 しばらく歩き、津屋崎方面に抜ける道と交差するところを過ぎると、氏八幡神社があります。
6.氏八幡神社
  戦国時代のお家騒動で、屋敷にいるところを襲撃されて母親や侍女たちとともに殺された菊姫を、その騒動の後に宗像を治めることになった氏貞が、祀った神社です。

氏八幡神社から宗像大社への小道

 道は氏八幡神社の前を過ぎたあたりでまた細くなりますが、そのまま道なりにすすんで角を右に折れると、宗像大社の裏手に出ます。
 
7.宗像大社の裏手。本殿と高宮への参道との間のあたりに出る。
  左に参道を行けば、本殿です。

8.辺津宮拝殿

今はもうない神社も含めた近隣の主だった神社の末社が並ぶ。

境内の様子
 さきほどのところで、右の参道を上がっていくと、高宮です。

高宮。ここには拝殿などがない。木々に神が降りるとされる。

 また、直進した場合は、右側に第二宮、第三宮があり、その先の左に神宝館があります。

右が第二宮で左が第三宮。それぞれ田心姫と湍津姫を祀る。

神宝館。沖ノ島の多数の国宝を展示している。



 なお、大社の大駐車場の向こうに見えている建物は、海の道むなかた館という、宗像の歴史資料を展示し解説している市営の施設です。
 沖ノ島の映像を上映するコーナーやお土産品の販売コーナーもあります。

海の道むなかた館。入場無料。


 帰路ですが、宗像大社の表参道を出てすぐに、バス停がありますので、これを利用するのがおすすめです。
バス時刻表。それなりの本数がある。ただし行き先がいくつかあるので、公式サイトで確認したほうがよい。
 また、タクシーも常時客待ちをしていますので、こちらを利用してもよいでしょう。料金は東郷駅まで2000円くらいのようです。


2017年10月9日月曜日

【散歩】赤間駅→福足宮→赤間駅

経路の概略(福足宮まで30分くらい。帰路も同じくらいです。トイレは神社にはありませんが、途中の商業施設や宗像中央公園にあります。)

1.赤間駅北口
赤間駅北口のロータリーを左に向かいます。
ホテルの先を右に曲がり、信号を渡って土穴交差点の角から路地に入ったら道なりに進みます。

 すぐに生目八幡宮が見えます。
 源平合戦での平家側の武将に、平景清(伊藤景清)がいます。悪七兵衛(あくしちびょうえ)の渾名で知られ、かつては歌舞伎などの演目になるほどのスーパースターでした。彼は、壇の浦の戦いで捕まり目の病にかかって日向の国(宮崎)へ流された、といわれていますが、この神社にはそのことにまつわる伝承が残っています。なお、宮崎市にも生目(いきめ)の名前がついた生目神社があります。
 ただし、ここは昔は御船上社と呼ばれていたとのことで、もともとは船にまつわる神様だったのかもしれません。

2.生目八幡宮。ここまで海が来ていたことを教えてくれる伝承が残っています。

神社の石段
 生目八幡宮からさらに道なりに進み、行き止りが近くなったあたりで左折。大通りに出ます。


このあたりが、古墳時代の生産遺構の土穴楢田遺跡のあった場所。

 大通りに出たら、右折して、サンリブとは反対方向に進み、ローソンの角を左折します。

4.谷の間に見える孔大寺山
 右手に孔大寺山やその麓の山田地区を見ながら直進し、信号を渡って坂を上がります。

5.坂道を上がる。左の茂みのあたりが窯跡などが出た須恵河原遺跡
 坂の途中で左折します。

6.奥の突き当りの左が目的地。
 坂を下って、突き当たった角の左が目指す福足宮です。

7.福足宮
 鎌倉時代以前からこの地にあったとされる、沖ノ島信仰の古い神社です。

 神社の裏の杜は前方後円墳を含む複数の古墳が散在し、間を通って宗像中央公園へ抜けることができます。
古墳の間を縫う小道

8.宗像中央公園へ出た。
9.野球・ソフトボール場

  公園はテニスコートや野球・ソフトボール場を備え、市民体育館も併設しています。
もちろん、トイレや自販機、ベンチなどもあります。

 公園を通り抜けて住宅街の中の坂を上がって峠越えすると、坂を下りた先に大型商業施設のサンリブが見えます。

◇1.峠の上から城山を望む。左の茂みのほうには古墳時代の集落跡である須恵岸ノ元遺跡があった。

 サンリブで休憩するなどして、サンリブ前の道に出たら右に進み、県道で左折。県道の右車線側の歩道を進みます。
 その後、牛丼屋の手前の路地を右に入って線路に突き当たったら左に曲がると、あとは道なりで赤間駅に戻ります。
 この線路沿いのルートのほうが、県道をそのまま進むより歩きやすいかと思います。
 ただし、線路沿いは街灯などがないので、日が暮れてからなどは、慣れない人が独り歩きするには向かないかもしれません。その場合は、県道をそのまま赤間駅のロータリーが見えるまで進んで戻るようにしてください。





【散歩】教育大前駅→平等寺瀬戸古墳→赤間駅

経路の概略(平等寺瀬戸古墳まで30分程度、そこからオレンジ色2・3の間にある最寄りのスーパーまで15分ほどで、赤間駅まではさらに25分くらいかかります。トイレは最寄りスーパーかオレンジ色3の付近の大型商業施設にしかありません。)

教育大前駅で下りたら、線路沿いに県道進み、駅がよく見える交差点へ向かいます。
1.交差点付近から見た教育大前駅

そして、眼前に迫る城山の方向へ、信号を渡って上がっていきます。
交差点を城山の方向へ上がる。
後は道なりです。

2.地図に載ってない神社
このあたりは遺跡や神社の宝庫です。
多すぎるので、別記事で紹介している遺跡地図を見ながら進んでください。

3.迫る城山

遠くに西山。手前の小高い丘は徳重城があったところ。
アップダウンが多く、歩道が広いので、ランニングをしている人を時々見かけます。
4.ここは左の高台に三郎丸二ノ構口A遺跡。
尾根筋に上がったところで、住宅地への交差点がありますが、ここも曲がらずに真っ直ぐです。

5.住宅地へ入る道(こちらには入らない)

緑に囲まれた切通しを抜けていきます。

6.緑が眩しい切通し
突然、視界が開けて谷に出てきます。
その視界の奥をよく見ると、古墳が。

7.谷間の地、左奥をよく見ると…

住宅の手前に古墳が!

 さらに道なりに進んで、途中の農道を左に入ります。

8.この先の標識のあたりを左に入る。
 すると、円墳である平等寺瀬戸古墳へたどり着きます。

9.平等寺瀬戸古墳

古墳の入り口は鍵がかかっている。行事の時などは中に入れます。

さて、古墳を堪能したら、川沿いに下っていきましょう。
ちなみにこの川は昔はもっと広く、岸に沿って多数の古墳があったそうです。

 正面に下ノ山が近づいてきます。ここも平等寺下ノ山遺跡とその関連の四つの遺跡が見つかっている遺跡地帯です。

◇1.下ノ山
左を見ると高台に赤間西小学校がありますが、その裏側の丘は高尾で、こちらも平等寺高尾遺跡をはじめとした遺跡がいくつもある遺跡地帯です。
赤間西小学校への道

  下ノ山に近づくと麓には白髭神社が見えてきます。これもかなり古くからある神社です。


◇2.白髭神社。橋が近くにないので実際に行くのは大変。
農道から車道に出たところで左に曲がり、さらに高台から下りてくる道と合流したところを右に進むと、スーパーなどが立ち並ぶ、くりえいと地区につきます。

信号を左に曲がり少し歩くと大型商業施設のサンリブが見えてくるので、このあたりで休憩してもよいでしょう。

◇3.サンリブ付近。この付近には古墳時代の生産遺構が出土した土穴楢田遺跡があった。
サンリブの前の道を進んで行き当たる交差点で信号を渡って左に曲がります。その先で牛丼屋の手前の角を右に入ると線路沿いの路地に出ます。
 駅が見えているはずですので、そちらのほうに歩けば赤間駅に着きます。
 ただし、線路沿いは人気がなく街灯もないので、日が暮れてからなどは避けた方がいい場合もあるかもしれません。
 その場合は、歩道がしっかりしてなくて少々歩きづらいのですが、路地に入ることなく、赤間駅のロータリーが見えるまで直進してください。